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色彩への旅/Ⅰ パリとの出あい -「素晴らしき乳白色」の誕生

世界中から若き芸術家が集まり、キュビスムや未来派などの前衛美術が隆盛していた芸術の都パリ。1913年に初めてフランスに渡ったフジタは、西洋美術の歴史に深く関心を抱くとともに、個として自由に生きるパリの人々の生活に強く共鳴し、この街で画家として大成することを決意しました。

初めはキュビスムの造形性に感化されますが、しだいにメランコリックな都市の風景やプリミティヴな曲線を特徴とする人物を描くようになります。第一次世界大戦後、乳白色の下地に極細の描線でモティーフを描く独自のスタイル「乳白色の肌」を生み出したフジタは、サロンでの成功を経て一躍、時代の寵児となります。

《坐る女》 1921年 ポーラ美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520

《坐る女》 1921年 ポーラ美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520

《イヴォンヌ・ド・ブレモン・ダルスの肖像》 1927年 ポーラ美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520

《イヴォンヌ・ド・ブレモン・ダルスの肖像》 1927年 ポーラ美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520

《礼拝》 1918年頃 ポーラ美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520

《礼拝》 1918年頃 ポーラ美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520