FOUJITA EXPLORATIONS IN COLOR フジタ - 色彩への旅
2021.4.17(土)- 9.5(日)会期中無休 開館時間:9:00 - 17:00(入館は16:30まで)

世界中を旅し、
色彩豊かな作品を生み出した画家フジタ
世界的な画家になることを夢みて渡ったパリを離れ、
中南米から北米、中国、
東南アジアなど、
各国を旅した
レオナール・フジタ(藤田嗣治)。
旅によってあらたなモティーフや構図、
色彩豊かな表現手法を開拓し、
旅先をアトリエとして
作品を制作しました。
フジタの旅と色彩の変達に焦点をあて、
フジタの画業の展開と生涯の旅路を
あらためてご紹介します。
《二人の祈り》1952年 名古屋市美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520
新収蔵の
「乳白色の肌」を展示
新たに収蔵した「乳白色の肌」の手法による2点の油彩画と、連作「小さな職人たち」の中の1点《猫のペンション》を展示します。
《坐る女》 1921年 ポーラ美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520
アパルトマンの壁画パネル
96点を一挙公開
室内を飾るために制作された色彩豊かな
作品群「小さな職人たち」を展示し、
パリのアパルトマンの壁画を再現します。
カンパーニュ=プルミエール通りの室内 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520
色彩への旅
フジタの旅と画業の変遷を、旅路に合わせご紹介します。












パリとの出あい
-「素晴らしき乳白色」の誕生
1913年に初めてフランス・パリに渡ったフジタは、パリで画家として大成することを決意。その後、「乳白色の肌」を生み出しました。
《イヴォンヌ・ド・ブレモン・ダルスの肖像》 1927年 ポーラ美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520
中南米への旅
-色彩との邂逅
ブラジル、アルゼンチン、ボリビア、メキシコなどの旅を通し、フジタの作品には強烈なあざやかさと重厚なマティエールが表れるようになりました。
《町芸人》 1932年 公益財団法人平野政吉美術財団 展示期間4/17-6/25 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520
アジア旅行記
-色彩による大画面の絵画へ
日本各地やアジアを旅し、色彩豊かな作品を仕上げる技術を身につけました。
《客人(糸満)》 1938年 公益財団法人平野政吉美術財団 展示期間6/26-9/5 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520
心の旅ゆき
-色彩からの啓示
終(つい)の住処となったフランスで、旅先で集めた骨董品や自身の描いた絵画作品に囲まれ、画業の集大成となる作品を手掛けていきました。
《オランダの少女たち》 1955年 ポーラ美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520



《メキシコの子どもたち》 1932年 / フジタ収集品(一部) 公益財団法人平野政吉美術財団 / 《猫のペンション》1959年頃 ポーラ美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520 / カンパーニュ=プルミエール通りの室内 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 B0520