風景、パリ-ニース間の汽車

作家名
キスリング
制作年
1926年
技法・素材
油彩/カンヴァス
サイズ
80.7 x 100.2 cm

キスリング 《風景、パリ-ニース間の汽車》 1926年

作品解説

パリとニースの間の、おそらくは南仏の緑の崖の横を白い煙をあげて走り抜ける汽車。南仏コート・ダジュールのニースは、世界でも有数の保養地、観光地である。18世紀の後半にイギリス人の避寒地であったニースに1864年に鉄道が開通すると、19世紀後半から20世紀初頭に観光地として発展し、都会から多くの人々が押し寄せるようになった。1922年12月には、貨客列車「ブルー・トレイン」が運行を開始し、パリのブルジョワたちの憧れの的となった。キスリングはこの南方の旅へと誘う、パリからニースへ向かう汽車がプロヴァンスの渓谷を走る風景を、あざやかな緑と白、赤のアクセント、強い明暗のコントラストで描いている。(『モネと画家たちの旅』図録、2007)