シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本の「シュール」。2019年12月15日(日曜日)から2020年4月5日(日曜日)まで

学ぶシュルレアリスム

[ 2019/11/18 ]

《用語解説》デペイズマン

デペイズマンは、フランス語で「異なった環境に置くこと」という意味で、日常から切り離した意外な組み合わせを行うことによって、受け手に強い衝撃を与えるもので、おもにシュルレアリスムの文学や絵画で用いられた。

モティーフを本来あるはずのない文脈におき、違和(異和)感を生じさせる。デ・キリコやマグリットの作品に多く見られ、シュルレアリスムはこの感覚に新たな美意識を見出した。

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マグリット《生命線》はデペイズマンの手法で制作された作品。裸でたたずむ妻の姿と暴力の象徴である銃、ベルギーの国をかたどるように破壊された壁の組み合わせによって、ファシズムの脅威を象徴させている。