プレスリリース
7/23
2012
自然豊かな環境にあるポーラ美術館が、 新たな虫害対策によって文化財害虫の侵入を約60%低減 ―虫害リスクの“見える化”により、虫を殺さない虫害対策をさらに強化
2012.07.23
虫害リスクの“見える化”により、虫を殺さない虫害対策をさらに強化
ポーラ美術館(箱根・仙石原)は、このたび、継続的に重ねてきた虫害対策の研究をもとに、建物のフロアマップを虫の発生箇所で色分けするマップ「むしココ!マップ」(コンター図)を作成し、虫害リスクを“見える化”するなど、日頃の管理を徹底した結果、文化財害虫の侵入を館全体で約 60%低減することに成功しました。特に、コンター図を適用した場所では文化財害虫の侵入を約 90%(※1)低減でき、クリーンルームを有する施設で応用できるほどの高いレベルの虫害対策を実現することができます。この成果は、美術館、博物館等で人体や文化財に無害な虫害管理ができるだけでなく、クリーンルームを使用するような他業界へも展開できるものです。