次回の企画展

ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ―境界線への視線
Artists on the edges of Paris: Le Douanier Rousseau, Foujita, and Atget

会期: 9月10日(土)-2017年3月3日(金) 

開催概要

アンリ・ルソー《シャラントン=ル=ポン》

アンリ・ルソー 《シャラントン=ル=ポン》 1905-1910年頃

かつて壁や防塁に囲まれていた城砦都市パリ。20世紀初頭には、都市の周縁に移民や貧困者が住み着き、パリの街が拡張されてゆきました。その都市拡張のダイナミズムをなぞるように郊外に出現した風景を鋭くとらえたのがアンリ・ルソーであり、また、パリに1913年に到着した越境者レオナール・フジタ(藤田嗣治)でした。モンマルトルを中心に、郊外の風景に向かい続けたのはパリ郊外生まれのモーリス・ユトリロです。
20世紀以降、世界各地の都市部に生まれた郊外の風景とその美意識は、まさにこの時代のパリの境界線上で醸成されたのです。パリの変貌する姿をうつし出したのは画家たちだけでなく、「写真家の税関吏ルソー」との異名のあるウジェーヌ・アジェを先駆者とする写真家たちでもありました。本展は、絵画と写真を合わせて紹介することで、それぞれの作家による都市の境界線への視線を検証し、20世紀初頭に誕生した近代都市の美学をひもとく試みです。

アンリ・ルソー 《飛行船「レピュブリック号」とライト飛行機のある風景》

アンリ・ルソー 《飛行船「レピュブリック号」とライト飛行機のある風景》 1909年

レオナール・フジタ(藤田嗣治) 《巴里城門》

レオナール・フジタ(藤田嗣治) 《巴里城門》 1914年
(c) fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2015

レオナール・フジタ(藤田嗣治) 《古着屋》

レオナール・フジタ(藤田嗣治) 《古着屋》 1958年
(c) fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2015