コレクション企画 東洋陶磁

東洋陶磁×近代陶芸 色でみるやきものの世界

会期:2015年9月30日(水)-2016年9月4日(日)
会場:ポーラ美術館 展示室5

「雨過天青(うかてんせい)」という言葉を聞いたことがありますか?雨上がりのあとの澄み切った青空を表すこの言葉は、中国の宋時代(960-1279)につくられた理想の青磁の青色を表現して使われます。ひとくちに青磁といってもその青にはさまざまな色調があり、古来人々は色への思いを込めてその微妙な違いを呼び分けてきたのです。
やきものの色は釉薬や胎土の成分や焼成によって変化しますが、東洋のやきものの色はそれぞれの時代や地域における美意識を反映して豊かな世界を築いており、形や模様とともに重要な鑑賞のポイントとなっています。
今回の展示では、これまであわせて展示することのなかったポーラ美術館収蔵の中国、韓国、日本の古陶磁と日本の近現代の陶芸作家の作品をとりあわせ、その色に着目してご紹介いたします。時代や地域を越えて感性をゆさぶる東洋のやきものの色の世界をお楽しみください。

Ⅰ モノクロームの世界―色をくらべる

岡部嶺男_粉青瓷砧

【近代陶芸】
岡部嶺男 《粉青瓷砧》 1969年(昭和44)
撮影:尾見重治

青磁鳳凰耳花生

【東洋陶磁】
《青磁鳳凰耳花生》 龍泉窯 南宋時代 13世紀

青磁八仙文八角瓶

【東洋陶磁】
《青磁仙人文八角瓶》 龍泉窯 元時代 13-14世紀

Ⅱ いろどりの世界―とりあわせを楽しむ

加藤土師萌_萌葱金襴手孔雀牡丹文飾壺

【近代陶芸】
加藤土師萌 《萌葱金襴手孔雀牡丹文飾壺》 1968年(昭和43)

五彩瓢形瓶 (金襴手)s

【東洋陶磁】
《五彩瓢形瓶 (金襴手)》 景徳鎮窯 明時代 16世紀

五彩花鳥文盤 「大清康煕年製」銘

【東洋陶磁】
《五彩花鳥文盤「大清康煕年製」銘》 景徳鎮窯 清時代 康煕(1662-1722)