展覧会

モネ、風景をみる眼―19世紀フランス風景画の革新

ポーラ美術館×国立西洋美術館

モネ、風景をみる眼―19世紀フランス風景画の革新

会期:2013年7月13日(土)ー2013年11月24日(日)
「モネは眼にすぎない、しかし何と素晴らしき眼なのか」。
セザンヌのこの言葉は、生涯、戸外の光の表現を追求し続けた画家モネにもっともふさわしい賛辞ではないでしょうか。しかし彼の眼は、自然の風景から受け取る感覚的で瞬間的な印象を捉えていただけではありません。モネは後年、自らの記憶のなかで純化された、画家の内なるヴィジョンともいうべき、喚起力に満ちた風景を描いていきます。また、彼の絵画には、従来の遠近法とは異なる空間の表現が展開していくことがわかります。
印象派を代表するこの画家については、光と色彩、筆触分割、あるいは近代都市の主題といった観点から、これまで何度も取り上げられてきましたが、国内有数のモネ・コレクションを誇る国立西洋美術館とポーラ美術館の共同企画である本展覧会では、絵画空間の構成という観点から、他の作家の作品との比較を通して、風景に注がれたモネの「眼」の軌跡をたどります。モネ作品36点を中心に、マネからピカソまで、2つの美術館のコレクションから選び出した同時代の主要作品の数々をあわせ、全5セクション、総数約100点の作品によって、モネがカンヴァスの上に作り上げていった絵画空間の独自性を明らかにします。

第1会場
展覧会名 「ポーラ美術館×国立西洋美術館 モネ、風景をみる眼―19世紀フランス風景画の革新」
会場・会期 ポーラ美術館2013年7月13日―11月24日
主催 ポーラ美術館、国立西洋美術館、TBSその他
協力財団法人西洋美術振興財団
出品点数約100点

第2会場
展覧会名 「国立西洋美術館×ポーラ美術館 モネ、風景をみる眼―19世紀フランス風景画の革新」
会場・会期 国立西洋美術館2013年12月7日―2014年3月9日
主催 国立西洋美術館、ポーラ美術館、TBSその他
協力公益財団法人ポーラ美術振興財団ポーラ美術館
出品点数約100点

20130713s01

関連コレクション

関連イベント

スペシャルギャラリートーク

2013年7月20日(土)14:00〜15:00講師:陳岡めぐみ(国立西洋美術館主任学芸員)

ギャラリートーク(全3回)

2013年8月20日(火)、9月21日(土)、10月19日(土)各回14:00〜14:40

モネ祭―モネを祝う3日間

2013年11月14日(木)〜11月16日(土)

常設展示

ポーラ美術館ガラス工芸名作選