印象派の行方
会期
2012年1月21日(土)ー2012年7月8日(日)
自然や都市に身を投じ、自らの眼に映る世界を明るい色彩で生き生きと描き出した、フランス印象派の画家たち。そのグループとしての活動は長くは続かず、1870~1880年代の10年余り、計8回の展覧会で終焉を迎えます。しかし、彼らの試みに対する波紋は大きく、同時期のセザンヌやゴーガン、スーラらの革新的な絵画が生まれるうえで欠かせないものでした。
印象派の画家のなかでも、20世紀へといたる長い画業の最後まで探究を続けたのが、モネとルノワールです。ふたりの画家は19世紀末に評価を確かなものとしますが、老境に入ってもなお貪欲に制作に取り組むなかで、ボナールやマティス、ピカソら、新進の前衛画家の称賛を受けていたことは、印象派に対する後年の評価を考える上で、興味深い事実です。
モネとルノワールは印象派展以後、どのように画業を展開していったのか―。20世紀の画家たちは、ふたりの先達に何を見出したのか―。約60点の出展作品により、次世代のまなざしから見えてくる「印象派の行方」を探りました。
関連コレクション
関連イベント
講演会「印象派展以後の印象派-その軌跡と影響」
2012年4月7日14:00〜15:30
講師:三浦篤(東京大学大学院教授)
講演会「次世代のみたルノワール-ボナールとマティスを中心に」
2012年6月16日14:00〜15:30
講師:島本英明(ポーラ美術館学芸員)
ギャラリートーク(全5回)
2012年2月18日、3月24日、4月21日、5月19日、6月30日
各回14:00〜15:00
常設展示
ポーラ美術館の絵画
会期 2012年1月18日 〉2012年7月8日
会場 展示室 2、3
小企画「糸園和三郎の芸術」
会期 2012年1月18日 〉2012年7月8日
会場 展示室 3
淑女のおしゃれ作法
会期 2012年1月18日 〉2012年7月8日
会場 展示室 4
中国陶磁 ― 明清のやきもの
会期 2011年7月8日 〉2012年7月8日
会場 展示室 5