展覧会
9/13
2008
3/8
2009

佐伯祐三とフランス

2008.09.13 — 2009.03.08

会期

2008年9月13日(土)ー2009年3月8日(日)

 

パリ―。かつて洋画を志した若者であれば、誰もが憧れを抱いたフランスの首都。1924年(大正13)1月、セザンヌやゴッホの芸術に心酔していた佐伯祐三もまた、強い憧れを抱き、この芸術の都にたどりつきました。この年の夏、ゴッホが晩年を過ごした小村オーヴェール=シュル=オワーズを訪れ、フォーヴィスム(野獣派)の画家モーリス・ド・ヴラマンクの画風を吸収した佐伯は、パリに戻ってから、哀愁漂うパリの街角を描いたモーリス・ユトリロの芸術に強く惹かれるようになります。佐伯はヴラマンクの影響による力強いタッチと大胆な画面構成、さらにユトリロ風の情景描写によって、パリの横顔ともいえる風景を描きとめました。彼の生命を刻み付けたような独自の作品はパリのサロンで評価され、祖国・日本の洋画界にも大きな衝撃を与えました。
佐伯祐三の歿後80年という節目に開催した本展では、日本の近代絵画史において傑出した存在である画家・佐伯祐三の芸術の形成を、その作品15点と彼に影響を及ぼした画家たちの作品36点によってご紹介しました。

関連イベント

 

関連イベント

ギャラリートーク(全4回)

2008年10月29日、12月7日
2009年2月1日 、3月1日
各回 14:00 〜 15:00

 

常設展示

ポーラ美術館の絵画

会期 2008年9月10日 〉2009年3月8日
会場 展示室 2 、3

 

小企画「レオナール・フジタ ― 小さな職人たち」

会期 2008年9月10日 〉2009年3月8日
会場 展示室 3

 

西洋の扇と女性のよそおい

会期 2008年9月10日 〉2009年3月8日
会場 展示室 4

 

フランスのみた東洋陶磁

会期 2008年9月10日 〉2009年9月6日
会場 展示室 5