今日は七夕の日。織姫と彦星の1年ぶりの再開が果たせるかお天気が気になりますが、本日は当館も作品を収蔵している、マルク・シャガールのお誕生日でもあります。

「愛の画家」と呼ばれるシャガールが７月7日に生まれたことに妙に感激するのはわたしだけ⁈ 妻であるベラへの愛と結婚、抱き合って空間を浮遊する人物が描かれることも多いシャガールの画風は、七夕のファンタジーとなんだかリンクしてきます。

かつて南仏ニースのマルク・シャガール美術館を訪れたことがあります。雨の中、道に迷ってようやく辿り着いてからは時間を忘れて閉館まで。濡れた靴の気持ち悪さも忘れて、神々しさすら感じる優しい名画に見入ったことを思い出します。旅先の美術館の記憶はその旅の記憶と共にいつまでも鮮やかですね。