ブーローニュ=シュル=メール港の眺め

作家名
アルベール・マルケ
制作年
1930年
技法・素材
油彩/カンヴァス
サイズ
65.0 x 81.0 cm

アルベール・マルケ 《ブーローニュ=シュル=メール港の眺め》 1930年

作品解説

マルケは、フランス国内だけでなく、ヨーロッパの国々、近東、北アフリカを旅し、簡略化された筆致、独特な灰色や中間色を基調とした穏やかな色彩、俯瞰的な構図の風景画を数多く残している。彼は港や水辺の風景を好んで描いたが、それは彼がボルドー近くの港町に生まれたことが理由であろう。ベルギーとの国境に近い、英仏海峡のリアヌ河口にある港町ブーローニュ=シュル=メールは、18世紀にフランスでもっとも早い時期に海水浴場が誕生した地であったが、1848年に鉄道が開通し、避暑地としての人気を博した。マルケは1930年、波止場近くに家を借りて港の風景を描いた。船が停泊した港の風景に描き加えられた煙をあげる蒸気機関車は画面に動感と活気をもたらしている。(『モネと画家たちの旅』図録、2007)