牝鹿のいる雪の風景

作家名
ギュスターヴ・クールベ
制作年
1866-1869年頃
技法・素材
油彩/カンヴァス
サイズ
46.3 x 55.6 cm

ギュスターヴ・クールベ 《牝鹿のいる雪の風景》 1866-1869年頃

作品解説

クールベは、1860年代からバルビゾン派の影響や狩猟の体験にもとづき、森の風景を多く描いている。ルー川の渓谷に位置するクールベの故郷、フランス東部フランシュ=コンテのドーブ県の町オルナンの近郊には、緑深い森や、切り立つ石灰岩質の大地や崖などの広大な風景が広がる。クールベは故郷の自然を愛し、その風景画を数多く残している。本作品でクールベは狩猟者のように、鹿が彼の存在に気づかない視点から観察し、東部と耳の一部のみを描いている。また、彼は雪の風景をパレットナイフや筆を使って、盛上げた乾いた調子など、さまざまな画肌を創り出しながら表現している。(『モネと画家たちの旅』図録、2007)

ポーラ美術館の収蔵するギュスターヴ・クールベのコレクション