アラベスク文花器

  • 作家名 エミール・ガレ
  • 制作年 1880年代
  • 技法・素材
  • サイズ 高16.2 径6.3 cm
淡青色の透明ガラス製の筒型容器。エッチングによってイスラム風のアラベスク文様を浮き彫りにしている。唐草文の余白には黒灰色のエナメル彩を施し、レリーフ効果を強調している。白、黒、赤、ピンク、茶などのエナメル彩と金彩を併用して波状唐草帯を描いている。 上下に灰色のエナメル彩で連珠文帯を描いた胴には6個ずつ、上下に青色透明ガラス製の花形装飾を帯状に熔着しているほか、台座にもフリル状に加工した青い装飾帯を廻らせている。(『名作選』 2007)