葡萄文花器

  • 作家名 ドーム兄弟
  • 制作年 1910年頃
  • 技法・素材
  • サイズ 高68.2 幅17.4 奥行11.5 cm
ガラス熱い段階で黄色やオレンジ、紫、緑、白などの色ガラス粉を練り込んで、一気に引き伸ばし、角張った細長い花器に成形したもの。飴細工のように粘りをともなって変形したガラスの表面には、細く長い糸のような状態に色ガラスが流れた形跡が浮かんでいる。その表面をエッチングで削り、実をつけた葡萄の小枝を浮き彫りしている。(『名作選』 2007)