ロバンソンの散歩
- 作家名
- アルマン・ギヨマン
- 制作年
- 1878年頃
- 技法・素材
- 油彩/カンヴァス
- サイズ
- 51.1 x 61.4 cm
- 貸出先
- 貸出中
作品解説
パリの南に位置するロバンソン(現ル・プレシス=ロバンソン)の風景。ロバンソンは、19世紀半ば頃からにぎわっていた行楽地だった。ジョゼフ・グースカン(1819-1889)が、冒険小説の主人公たちの洞窟や樹上の生活に想を得て、1848年、栗林の大きな木の上に建てた数軒の小屋を階段で結んだ「オ・グラン・ロバンソン」というガンゲット(ダンス・ホールを備えたカフェ・レストラン兼居酒屋)を開店した。以降、ガンゲットは瞬く間に増え、川での舟遊びなどに興じる人々が押し寄せるようになった。ギヨマンは、本作品でガンゲット「ル・ヴレ・ダルブル」が建つ通りの光景を明るい色彩で描いている。ロバンソンでは、画面左に描かれているロバに乗って散策するアトラクションも人気を呼んだ。(『モネと画家たちの旅』図録、2007)