アントニー・ヴァラブレーグの肖像 展示中

作家名
ポール・セザンヌ
制作年
1874-1875年頃
技法・素材
油彩/カンヴァス
サイズ
64.1 x 52.8 cm

ポール・セザンヌ 《アントニー・ヴァラブレーグの肖像》 1874-1875年頃

作品解説

アントニー・ヴァラブレーグ(1844-1900)は、詩人であり、美術評論、美術史研究にかかわった人物で、17世紀のフランスの画家ル・ナン兄弟の研究を残している。セザンヌと同じエクス=アン=プロヴァンスの生まれで、エミール・ゾラの友人でもあった。セザンヌとゾラの絶交の原因となったゾラの1886年の小説『制作』には、ヴァラブレーグをモデルにしたと思われる作家も登場する。セザンヌは、この友人の単独の肖像を3点制作しているが、この作品では、1870年代にみられる絵具の厚塗りの人物描写によって、重厚かつ生き生きとした肖像を描き出している。(「肖像の100年」図録、2009)