ポン=タヴェンの木陰の母と子 展示中

作家名
ポール・ゴーガン
制作年
1886年
技法・素材
油彩/カンヴァス
サイズ
93.0 x 73.1 cm

ポール・ゴーガン 《ポン=タヴェンの木陰の母と子》 1886年

作品解説

本作品は、1886年の最初のポン=タヴェン滞在の際に描かれた。ポン=タヴェンを流れるアヴェン川の周辺には、ポール・セリュジエが1888年に≪護符≫(オルセー美術館蔵)を描いた「愛の森」をはじめとする森があった。この≪ポン=タヴェンの木陰の母と子≫では、左の上方へと続く森の小道の風景と、右の森のなかに広がる低地の風景で大胆に構成されており、日本の浮世絵の影響がうかがわれる。また、森の小道には、ブルターニュ特有の「コアフ」と呼ばれる被り物を着けた母親と子どもの姿が描き込まれている。画面に動感をもたらしている、小道、木々の葉むら、低地の草むらにみられるさまざまな方向の筆触には、印象派の強い影響が表われている。(『モネと画家たちの旅』図録、2007)