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日本 絵画・彫刻

日本の洋画
モネやルノワールなどフランス印象派の画家たちが活動を開始した1860年代は、日本で言えば、ちょうど幕末から明治維新にかけての時代にあたります。この頃、いわゆる「鎖国」から開国に転じて西洋近代文明の導入に邁進するようになった日本は、絵画の分野においても、西洋の油絵の技法を学ぶことに情熱を賭けた多くの優れた画家を生み出しました。

当初絵具や絵筆を手作りし、ほとんど独学で油絵を習得した初期洋画の偉才、高橋由一や、最初のお雇い外国人画家フォンタネージの下で学んだ小山正太郎、浅井忠から、渡仏して油絵の修業をした黒田清輝や藤島武二、大正期に活躍した「麗子像」で知られる岸田劉生や夭折の異色画家村山槐多、第二次大戦前から戦後にわたって長いあいだ旺盛な創作力を示した梅原龍三郎や安井曾太郎など、数多くの優れた画家たちの秀作が集められており、深く西洋絵画の影響を受けながら伝統的な美意識を活かし続けてきた日本近代洋画の歴史をたどることができます。
日本画
ポーラ美術館の日本画コレクションは、戦後の作品を中心とした約160点で構成されています。コレクションの特徴は、一つには、日本画壇の最高峰にいた画家の作品が収集され、近代日本画の流れを辿れるようになっていること、二つめには、前時代の因習にとらわれず新しい展開を見せた画家たちが選ばれていることです。コレクションの代表的な画家は、たとえば伝統的な日本画に欠かせない要素であった線描を排除し、西洋の空気遠近法に倣ったいわゆる「朦朧体」(もうろうたい)で近代日本画の方向性を示した横山大観、1914年(大正3)に再興された日本美術院展を発表の場とし、新しい歴史画を描き「新古典主義」を確立した小林古径、安田靫彦(やすだ・ゆきひこ)、前田青邨(まえだ・せいそん)、「新日本画の創作」を目指して「瑠爽画社」(るそうがしゃ)を結成し、歴史風俗画主体の大和絵の伝統から脱却しようとした杉山寧、髙山辰雄、山本丘人らがあげられます。特筆すべきは杉山寧のコレクション43点で、これは国内最大級のコレクションといえます。

あやめの衣

日本画 コレクション

横山大観
《山に因む十題のうち霊峰四趣》
1940年(昭和15)

日本の洋画 コレクション

岸田劉生
《麗子坐像》
1919年(大正8)