Modern Beauty ART & FASHION in FRANCE 2016.3/19 SAT - 9/4 SUN 休室 6/16 THU

展覧会について

2016/03/18

展覧会構成

【セクション1】ファッションと近代性ーボードレール、マラルメとファッション雑誌 ー

19世紀フランスでは、産業革命によってファッションをめぐる状況が大きく変化しました。オートクチュール(高級仕立 服)が誕生し、百貨店で既製服が買えるようになり、人気のスタイルがファッション雑誌などによって女性たちに広まる ようになります。そこで、このセクションでは19世紀半ばから 20世紀前半に刊行された雑誌や、当時流行の服に身を 包んだ女性や近代化された都市や行楽地、市民生活の情景を描いた印象派のモネやシスレー、そしてルソーといった画家 たちの絵画もあわせてご紹介します。

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【セクション2】近代性の表象-マネ、ルノアールと19世紀のファッション ー

マネやルノワール、モネなど印象派の画家たちが活動していた1860年代から1880年代は、女性のファッションがさまざまに変化した時期と重なっています。そこで、このセクションでは、当時の最新ファッションを描いた多くの画家た ちの中から、ドレスや帽子でモデルを自らスタイリングしていたマネや、仕立屋の息子としてファッションに触れながら育ち、自身が所有するドレスをモデルに着せていたルノワールなど、ファッションへのこだわりという興味深い一面を持つ画家たちの作品を展覧しながら、同時代の美をご紹介します。

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【セクション3】生活と装飾-ファッションと化粧 ー

当時の女性たちは一日の中で、さまざまな装いを楽しみました。朝、化粧部屋ではドレッシング・ガウンで身づくろいをし、室内では部屋着でくつろぎ、夜会などの外出時には華やかなドレスに着替えていました。しかし、画家たちは人目には触 れない日常をも切り取るように、女性たちが他人には決して見せなかった化粧部屋や浴室での姿を描いています。 このセクションでは、身づくろいの場面を描いた絵画、版画と、同時代の化粧道具などの品々で、化粧部屋や女性たちの日常生活を再現した空間をご覧いただきます。また、100年前の女性たちの美へのこだわりもご紹介します。

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【セクション4】解放された身体-世紀末からの20世紀のファッション ー

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女性の社会進出とファッションが深く結びついた 20世紀。1906年、ポール・ポワレが発明したドレスは、女性をコルセッ トの苦しみから解放し、自由で活動的な生活とファッションを切り拓きました。その後、1914年に第一次世界大戦が勃発し、女性が働く機会が増えたことで女性のファッションはますます変化しました。このセクションでは、1900年代初 頭から1930年代の女性像や、当時の人々の生活を描いた風俗画や風景画を特集し、時代のなかでファッションが社会や経済、文化などの外的な要因とリンクしながら変化していることを検証します。