登場する画家たち

2019/03/02

アンリ・マティス

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アンリ・マティス(1869 - 1954)

20代初めに病気療養中に母親から絵具箱を贈られ、画家の道を志し、パリの国立美術学校で画家ギュスターヴ・モローのもとで学ぶ。1905年のサロン・ドートンヌに大胆な色彩で描いた肖像画を出品し、アンドレ・ドラン、マルケ、ヴラマンクらとともに「フォーヴ」(野獣派)と称される。南仏の陽光に魅せられ、ニース近郊に滞在して独自の色彩感覚を開花させた。色彩と線の調和をめざした探求は、切り紙絵を原画とする挿絵本『ジャズ』などに結実している。

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青と黄の二色に塗り分けた背景と格子状の線、襟巻きと腰、女性の腕の柔らかな流線が、画面全体のリズムを生んでいる。

(ポーラ美術館サイト「コレクション一覧」へ飛びます。)

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制作当時の写真と画面の傷跡からは、マティスが試行錯誤を繰り返し、現在の形へ到達したことが分かる。作品に残された痕跡は制作の秘密へと迫る手がかりとなる。