HIRAKU PROJECT VOL.10
《Diaphanous pink window I》 2019年 グリッター、油彩、アクリル/カンヴァス 194.5 x 259.3 cm
photo by Kenji Takahashi © Midori Sato, Courtesy of Tomio Koyama Gallery / Koyama Art
佐藤翠Midori Sato

Diaphanous petals

ポーラ美術館は、現代美術を展示するスペース「アトリウム ギャラリー」で、1996年よりポーラ美術振興財団が助成してきた若手芸術家たちを紹介する「HIRAKU Project」を行っております。第10回目の展示として、佐藤翠「Diaphanous petals」展を開催します。

佐藤 翠Midori Sato

[作家解説]
1984年、愛知県生まれ。名古屋芸術大学美術学部絵画科洋画コース卒業(2008年)、東京造形大学大学院修了(2010年)。平成29年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてフランスに滞在。服や靴が整然と並ぶクローゼットや、四季折々の花や果物を油彩やアクリルを用いて描き、具象と抽象の間を揺れ動く装飾的な絵画表現を試みる。主な個展に「Glimmer of night」SCÈNE(東京、2019年)、「Bouquets」8/ART GALLERY/Tomio Koyama Gallery(東京、2019年)、「Orange glow」Green Flowers Art(パリ、2018年)など。2013年のVOCA展にて大原美術館賞受賞。東京在住。
作家ウェブサイト https://www.midorisato.com/

[展覧会概要]
佐藤翠(1984-)は、服や靴などのファッションアイテムがひしめくクローゼットや色彩豊かな花々を、油彩やアクリルで描くアーティストです。ドレスやハイヒール、花や果物など、一貫して女性的なモティーフにこだわりながら、正面観を意識した構図やコントラストの強い色彩表現、身体性を感じさせる力強い筆のストロークによって、独自の絵画表現を追求してきました。個展やグループ展での作品発表のほか、小説の装丁画や挿絵を手掛けるなど、活躍の場を広げています。
本展では、6点の新作を発表します。光溢れるショーウインドウを描いた大作3点では、ガラス壁から自然光が差し込む開放的なポーラ美術館の展示空間にインスパイアされた佐藤が、閉ざされた室内を暗示する色彩表現を用いた従来の「クローゼットシリーズ」から一転し、やわらかな光で満たされた空間の描出に挑んでいます。人工的に作り出された服を描きながらも、透明な花びら(= Diaphanous petals)が重なり合うような儚さを感じさせます。
具象と抽象、現実とイマジネーションの世界とを行きつ戻りつしながら、絵画表現の魅力を追い求める佐藤の、新たな作風の展開にご注目ください。

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photo by Kenji Takahashi
© Midori Sato, Courtesy of Tomio Koyama Gallery / Koyama Art Projects
photo by Kenji Takahashi
© Midori Sato, Courtesy of Tomio Koyama Gallery / Koyama Art Projects
© Midori Sato

Exhibited Work

出展作品

1. 「Diaphanous pink window I」
2019年 グリッター、油彩、アクリル/カンヴァス 194.5 x 259.3 cm
2. 「Diaphanous pink window II」
2019年 グリッター、油彩、アクリル/カンヴァス 194.2 x 259.3 cm
3. 「Flōra」
2019年 油彩、アクリル/カンヴァス 194.0 x 162.0 cm
4. 「Red sheer carpet」
2017-2019年 油彩/カンヴァス 65.2 x 53.0 cm
5. 「Bouquet of roses I」
2019年 油彩、アクリル/カンヴァス 50.0 x 60.6 cm
6. 「Paphiopedilums」
2018-2019年 油彩/麻 45.5 x 33.3 cm

Exhibition

展覧会

Diaphanous petals

主催:
公益財団法人ポーラ美術振興財団
会場:
ポーラ美術館 アトリウム ギャラリー
協力:
小山登美夫ギャラリー