イベント
11/22
2025
11/22
2025

【ゴッホ・インパクト―生成する情熱】森村泰昌氏 講演会「ゴッホになって、わかったこと」

2025.11.22 — 2025.11.22

歴史上の人物や芸術作品に扮装したセルフ・ポートレートで知られる森村泰昌氏。

 

1985年(昭和60)に初めて扮装したのが、耳に包帯を巻いているゴッホの自画像でした。それから30年ほどの時を経て、再びゴッホの存在に立ち戻り、2016年に《自画像の美術史(ゴッホの部屋を訪れる)》を発表。日本におけるゴッホの受容史を考察するうえで、欠くことのできない芸術家です。本展は、《肖像(ゴッホ)》から、同氏がゴッホと弟のテオに扮した映像作品《エゴ・シンポシオン》まで、森村氏がこれまでに手がけたゴッホにまつわる作品が一堂に会する、初めての機会となっています。

 

当日は森村氏を箱根にお迎えし、「ゴッホになって、わかったこと」をテーマにご講演いただきます。

 

 

講演会「ゴッホになって、わかったこと」 

 

講 師:森村泰昌氏

 

日 時:11月22日(土)14:00~15:00

定 員:90名(事前申込制) Peatixよりお申込みください。

会 場:ポーラ美術館 B1F 講堂(ミュージアムショップ奥)

参加費:無料(要入館券)

〆 切:11月16日(土)17:00 ただし、定員になり次第締め切らせていただきます。

主 催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館

 

■講師プロフィール

Courtesy of ShugoArts

 

 

森村 泰昌(もりむら・やすまさ)

1951年、大阪府大阪市生まれ。大阪市在住。1985年に初めてのセルフポートレイトの作品《肖像(ゴッホ)》を発表する。それ以降、「わたし」という一貫したテーマを持ち、様々な題材で「なにものかに扮するセルフポートレイト」にまつわる作品を発表し続けている。制作はモチーフとなる人物/作品について、念密なリサーチとジオラマ、スタジオセットの作成、コスチュームやメイクなどの創作過程を通じ、独自の視点から対象に迫る。2018 年にはアーカイブや自主企画展示を見ることができるM@M(モリムラ@ミュージアム)を設立。

 

主な展覧会に、シンディ・シャーマンとの二人展「Yasumasa Morimura and Cindy Sherman: Masquerades」M+(香港、2024)ほか、大原美術館、京都市京セラ美術館 東⼭キューブ、アーティゾン美術館をはじめとした国内外の美術館で個展を開催。

 

近著に『自画像のゆくえ』(光文社新書)、『生き延びるために芸術は必要か』(光文社新書)、『まなざしは、ことばに、こだまする。』(小学館)、『キテレツ絵画の逆襲』(新潮社 共著)。

  • 1/3

    森村泰昌《肖像(ゴッホ)》[ベルギー版] 1985/1989年、ポーラ美術館 copyright the artist

  • 2/3

    展示風景より Photo: Ken Kato

  • 3/3

    展示風景より Photo: Ken Kato