ガレの海・ガレの森

2018/02/19

ガレの海 「生命の根源」

ガレは、自然界に存在するさまざまなかたちを見つめ、植物や昆虫、動物、そして海の生物といった数多くのモティーフを意匠化しました。ガレの創造の源泉であった「自然」を「森」と「海」のふたつの視点から紹介します。

19世紀後半は、海洋学が進展した時代であり、「海」の生態についての関心が一層高まりを見せます。ガレは晩年、海をテーマにした重厚感の溢れる作品を多く製作しました。

「アール・ヌーヴォーと海のモティーフ」

ガレは、アール・ヌーヴォーを特徴付ける「曲線美」を表現するために、当時さまざまな関心を引き起こした海洋生物の有機的で複雑な形態をデザインに取り込みました。この時代の芸術や建築に多大な影響を与えた「海のモティーフ」をご紹介します。

もの言うガラス―象徴主義の文学とガラス

象徴主義とは、19世紀末に展開された芸術運動のひとつで、暗示的な表現を多く用い、人間の内面的な苦悩や夢想を表現するものです。
ガレは晩年に象徴主義に深く傾倒し、図案とともに詩文を刻んだ「ものいうガラス」と呼ばれるシリーズの作品を製作しました。この作品では、言葉とイメージが響き合うことによって、象徴的な意味合いが一層高められています。