化粧道具

シルクロードのよそおい―トルクメンの装身具を中心に

会期:2016年9月7日(水)-2017年3月3日(金)
会場:ポーラ美術館 展示室5

古代エジプト、ギリシアから遊牧民族トルクメンの装身具まで

本展示では、トルクメンの装身具と古代の化粧道具をご紹介します。

 中央アジア、トルクメニスタン周辺に住む遊牧の民=トルクメン人は、シルクロードを通じて東西の文化の影響を受けつつ、独自の装身具の文化を築いてきました。

 銀や、金メッキを施した銀の上に、紅玉髄という赤い石やガラスを象嵌した装身具は、そのほとんどが女性用であるといわれています。これらはアクセサリーであると同時に、人々の身を守るお守り、そして経済的に余裕のある時に投資した財産でもありました。装身具は部族ごとに独特の様式があり、それを身につけている者がどの部族に属し、どのような地位にいるのか、形態や細工、文様から読み取ることができたといいます。
文明の発祥とともに始まったとされる化粧。鏡や容器などの化粧道具は、シルクロードの道筋にある地域それぞれの風土や文化の影響を受けながら変化し、やがて西は欧米、東は日本へと長い時間をかけて伝わっていきました。身近な化粧とはひと味違った、異国情緒あふれる化粧文化をお楽しみ下さい。

《ブコフ(女性用首飾り)》 テケ族あるいはヨムート族 19世紀前期

《ブコフ(女性用首飾り)》テケ族あるいはヨムート族 19世紀前期

《未婚女性用帽子、帽子飾り、頭飾り》帽子と帽子飾りはテケ族、頭飾りはエルサリ族 19世紀末期

《未婚女性用帽子、帽子飾り、頭飾り》帽子と帽子飾りはテケ族、頭飾りはエルサリ族 19世紀末期

《女性用マントの打ち合わせ留め金具一対》 テケ族 19世紀前期

《女性用マントの打ち合わせ留め金具一対》テケ族 19世紀前期

《針鼠形彩文土器製香油壺》 ギリシア 紀元前6世紀

《針鼠形彩文土器製香油壺》ギリシア 紀元前6世紀