HIRAKU PROJECT VOL.3
©Manika Nagare Photo: Ken Kato
流麻二果Manika Nagare

色を追う/Tracing the Colors

ポーラ美術館では開館15周年を記念して、公益財団法人ポーラ美術振興財団の助成を受けた現代美術作家の活動を紹介する「アトリウム ギャラリー」を新設し、芸術表現と美術館の可能性を「ひらく」という趣旨の「HIRAKU PROJECT」を開始しました。 第3回目の展示として、流 麻二果の個展『色を追う/Tracing the Colors』を開催いたします。

流 麻二果Manika Nagare

[略歴]
1975 年生まれ。
1997 年女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒。
2002 年文化庁新進芸術家在外研修員(アメリカ)、2004 年ポーラ美術振興財団在外研修員(アメリカ・トルコ)。
主な展覧会に「VOCA 展」上野の森美術館(東京、2000 年・2006 年)、「饒舌な寡黙、寡黙な饒舌」ポーラミュージアムアネックス(東京、2006 年)、「DOMANI・明日展」国立新美術館(東京、2010 年)、「絵画を抱きしめて」資生堂ギャラリー(東京、2015 年)、「一葉 Rivers need Springs」ユカ・ツルノ・ギャラリー(東京、2015 年)、「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.05『見えてる風景/見えない風景』」高松市美術館 (2016 年)、「Wraparound」Miyako Yoshinaga Gallery(ニューヨーク、2016 年)など。
子どもたちにアートを届ける非営利団体「一時画伯」発起人。

[展覧会概要]
流麻二果は、これまで絵具を幾層にも重ねた鮮やかな色彩の絵画に取り組んできました。流動的なタッチで描き出されるイメージは、抽象的でありながら、流が関心を抱いた人物や風景をもとに描かれているといいます。
また近年では、インスタレーションやファッションとのコラボレーション、ダンスパフォーマンスの美術・衣装など活動の幅を広げています。

本展は、あざやかな色彩を特徴としてきた流が、色彩を通して印象派の絵画と現代美術の接点を追究する試みです。ポーラ美術館が収蔵するルノワールやモネ、ゴッホの印象派をはじめとした作品から、印象派の画家たちの色彩を解釈、再構成します。印象派の作品から感得される色彩に、流が考える日本の色彩の特徴である「陰影」や「不確かさ」といった要素を加え、絵画に表現します。

更に本展は、新しいシリーズ〈色の跡〉を初めて公開する機会となります。
流がこれまで制作してきた多彩な色彩溢れる画面とは異なる、深みのあるひとつの色による作品です。加えて、鑑賞者が絵画の空間に身をゆだねることができるようなインスタレーションや、かつてモネの作品に用いられていた額を使用するなど様々な試みを行っています。

もっと読む
閉じる
©Manika Nagare Photo: Ken Kato
©Manika Nagare Photo: Ken Kato
©Manika Nagare Photo: Ken Kato

List of Works

出品リスト

1. 《人肌/Skin Warmth》
2017年 油彩/カンヴァス 78.0 × 183.0cm
2. 《照降なし/Neither Rain nor Shine》
2017年 油彩/カンヴァス 102.0 × 100.0cm
3. 《色の跡/Traces of Colors》
2017年 油彩/カンヴァス 102.0 × 80.0cm
4. 《色の跡:ピエール・オーギュスト・ルノワール「水のなかの裸婦」/
Traces of Colors: Pierre Auguste Renoir “Young Woman Bathing”》
2018年 油彩/カンヴァス 81.3 × 65.3cm
5. 《色の跡:フィンセント・ファン・ゴッホ「草むら」/
Traces of Colors:Vincent van Gogh ”Clumps of Grass”》
2018年 油彩/カンヴァス 45.1 × 48.8 cm
6. 《色の跡:クロード・モネ「睡蓮の池」/ Traces of Colors:Claude Monet “Water Lily Pond”》
2018年 油彩/カンヴァス 88.6 × 91.9cm

Exhibition

展覧会

流 麻二果 『色を追う/Tracing the Colors』

主催:
公益財団法人ポーラ美術振興財団
会場:
ポーラ美術館 アトリウム ギャラリー
協力:
ユカ・ツルノ・ギャラリー