展覧会
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2015

セザンヌ―近代絵画の父になるまで

2015.04.04 — 2015.09.27

ポール・セザンヌ(1839-1906)は、マティスやピカソなど20 世紀の芸術家に大きな影響を与えた画家として知られています。「セザンヌはわれわれ皆の父親のような存在でした」という言葉を残したピカソをはじめ、この時代に新しい表現を生み出した芸術家たちは、独創性の高い芸術を生み出したセザンヌを、文字通り「父」とみなしていました。しかしながら、そのような存在に至るまでのセザンヌ自身の道のりは、決して平坦なものではありませんでした。

 

故郷エクス=アン=プロヴァンスで画家としての一歩を踏み出したセザンヌは、パリに上京すると、最新の芸術の動向に対峙します。セザンヌは、1870 年代には印象派の画家として活動しましたが、驚くべきことにセザンヌの作品が公式に評価され始めたのは、1890年代、セザンヌが50歳を迎えてからのことでした。当時、セザンヌは故郷である南仏に活動拠点を移しており、評価の高まったパリの美術界では、伝説的な存在として語られるようになります。

 

本展では、ポーラ美術館が収蔵するセザンヌ作品をはじめ、印象派のモネやピサロからキュビスムのピカソまで、セザンヌにゆかりの深い画家たちの作品を通じて、「近代絵画の父」になるまでに、セザンヌがいかに歩みを進めたのかをご紹介します。

 

 

 

■講演会「アートトーク」

講師:山田五郎

日時:4月18日(土)14:00-15:00

場所:ポーラ美術館・講堂

 

■講演会「セザンヌ芸術の魅力人物画、静物画、風景画、水浴図」

講師:島田紀夫(実践女子大学名誉教授)

日時:2015年5月16日(土)14:00-15:30

会場:ポーラ美術館講堂

 

■トークイベント「セザンヌ 南仏での暮らしと食」

講師:林綾野(キュレーター、アートキッチン代表)

日時:2015年6月27日(土)14:00-15:30

会場:ポーラ美術館講堂

 

■ギャラリートーク

日時:2015年4月25日(土)、5月23日(土)、6月20日(土) 7月18日(土)、8月22日(土)、9月12日(土)

各回 14:00-14:40

 

■<特別展示>1ピクセルの視点― セザンヌへのオマージュ

会期:2015年4月4日(日)~9月27日(日)

越中正人、サラ・オレイン

 

■トークイベント「さ・し・す・セザンヌ、そうだったのか!」

日時:2015年6月16日(火)15:00~16:00

場所:ポーラ・ミュージアム・アネックス

講師:工藤弘二(セザンヌ展担当学芸員)

 

 

 

主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館