化粧道具

日本の化粧道具と洋画でひもとく―よそおいの近代

会期:2017年3月18日(土)-9月24日(日)
会場:ポーラ美術館 展示室5

明治期の日本では、政治・経済・文化など様々な分野において、急速な欧化政策が進められましたが、その影響は女性たちの日常のよそおい―すなわち化粧や美容、髪型、服装といったものにまで波及しました。江戸時代から続く伝統的な化粧は次第に消えていき、西洋式の方法や道具、そして新しい化粧品が取り入れられるようになったのです。また、大正期の女性の社会進出にともない、より一層モダンで個性を重視するような髪型や化粧が求められるようになります。
本展示では、ポーラ文化研究所が収蔵する幕末から昭和にかけての日本の化粧道具コレクションや雑誌などの資料を紹介し、近代の女性たちが歩んできた、よそおいの歴史や美意識の変遷をたどります。また、ポーラ美術館の洋画コレクションより、近代の女性美を象徴する作品を選りすぐり、化粧道具とあわせて展示することで、当時の理想の女性像を検証します。特に、婦人雑誌の表紙絵や百貨店のポスターも手掛けていた岡田三郎助(1869-1939)が、近代の「美人イメージ」の創出に果たした役割に着目します。
新しい時代を生きた、美しく、そして粋な女性たちの、よそおいの変遷をお楽しみ下さい。

東風俗福つくし

楊洲周延《東風俗福つくし 洋ふく》1889年(明治22)
展示期間:3/18-6/21

婚礼化粧道具

「五三桐紋蒔絵婚礼化粧道具」明治時代

みやこ紅_紅猪口切り抜き

紅清「みやこ紅 紅猪口」明治時代

クレームポスター

伊東胡蝶園ポスター「御園クレーム」1932年(昭和7)頃
※パネル展示

岡田三郎助_あやめの衣

岡田三郎助《あやめの衣》1927年(昭和2)

風鏡台

「アール・ヌーヴォー風鏡台」大正時代