セザンヌ―近代絵画の父になるまで

会期:2015年4月4日(土)-9月27日(日)

開催概要

ポール・セザンヌ(1839-1906)は、ブラックやマティスをはじめとする、20世紀の芸術家に多大なる影響を与えた画家として知られています。
「セザンヌはわれわれ皆の父親のような存在だった」という言葉を残したのはピカソですが、この時代に新しい表現を生み出した芸術家たちは、独創性の高い表現を達成したセザンヌを、文字通り「父」と見なしていたのです。しかしながら、そのような存在に至るまでのセザンヌ自身の道のりは、決して容易なものではありませんでした。

故郷エクス=アン=プロヴァンスで画家としての一歩を踏み出したセザンヌは、パリに上京すると、最新の芸術の動向に対峙します。1870年代には、印象派の画家として活動しますが、セザンヌの作品が公式に評価されたのは、1890年代、セザンヌが50代を迎えてからのことでした。当時、セザンヌは故郷のある南仏へと活動拠点を移しており、評価の高まったパリの美術界では、伝説的な存在として語られるようになります。

ポール・セザンヌ《砂糖壺、梨とテーブルクロス》大

ポール・セザンヌ 《砂糖壺、梨とテーブルクロス》 1893-1894年

ポーラ美術館は、9点のセザンヌ作品を収蔵しており、その中にはセザンヌが生涯をかけて取り組んだ肖像画、水浴図、静物画、風景画の優品が含まれています。本展覧会では、当館のコレクションに加え、国内に収蔵されているセザンヌ作品を集めて、「近代絵画の父」になるまでにセザンヌがいかに歩みを進めたのかを、同時代の芸術家たちとの交流や対話を跡づけながら検証していきます。

 
 
 

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