展覧会
3/19
2011
1/15
2012

レオナール・フジタ

2011.03.19 — 2012.01.15

会期

2011年3月19日(土)ー2012年1月15日(日)

 

少女や裸婦、猫を描いた画家として親しまれているレオナール・フジタ(藤田嗣治)は、およそ60年にわたる画業のなかで、自画像をはじめとする肖像や室内、静物、キリスト教、子どもなど、さまざまな主題によって数多くの作品を残しました。

 

本展では、当館のコレクションを中心に、フジタの多彩な創作活動の一端をご紹介しました。また、東京文化財研究所、東京藝術大学大学院文化財保存学保存修復油画研究室の協力により実施した光学調査を通して、彼の技法の秘密に迫りました。さらに、1941年にフジタのアトリエを撮影した土門拳の写真から、乳白色の下地を施したカンヴァスに墨による細く流麗な線を引くために、ベビーパウダー「シッカロール」を使用していたことを明らかにしました。また、ポーラ美術館は2011年2月に47点、8月に62点のフジタ作品を新たに収蔵し、計175点という世界最大級のフジタ・コレクションを有する美術館となりました。特に8月の新収蔵作品の中では世界初公開となる作品が含まれ、新聞各社に大きく取り上げられました。

関連コレクション

 

関連イベント

講演会「レオナール・フジタの生涯と芸術」

2011年6月11日14:00〜15:30
講師:尾﨑正明(京都国立近代美術館館長)

 

講演会「レオナール・フジタと土門拳」

2011年11月12日14:00〜15:30
講師:内呂博之(ポーラ美術館学芸員)[当時]

 

ギャラリートーク(全10回)

2011年4月2日、5月21日、6月25日、7月9日、8月18日、9月17日、10月24日、11月24日、12月3日、12月24日
各回14:00〜15:00

 

ワークショップ「フジタの線で描こう」

2011年10月8日13:00〜15:30
講師:内呂博之(ポーラ美術館学芸員)[当時]

 

常設展示

ポーラ美術館の絵画

会期 2011年3月16日 〉2012年1月15日
会場 展示室2、3

 

小企画「フジタをめぐる画家たち―岡鹿之助と海老原喜之助」

会期 2011年3月16日 〉2012年1月15日
会場 展示室3

 

よそおいの箱―

美のエッセンス・東西の化粧の箱
会期 2011年3月16日 〉2012年1月15日
会場 展示室4

 

■中国陶磁 明清のやきもの

会期 2011年3月16日 〉2012年7月8日
会場 展示室5