アザミの花 展示中

作家名
フィンセント・ファン・ゴッホ
制作年
1890年
技法・素材
油彩/カンヴァス
サイズ
40.8 x 33.6 cm

フィンセント・ファン・ゴッホ 《アザミの花》 1890年

作品解説

ファン・ゴッホは、弟テオがピサロに紹介してもらった精神科医ガシェの治療を受けるため、1890年にオーヴェール=シュル=オワーズに移り住む。彼はガシェ医師に励まされつつ、この地で約70点の作品を制作した。本作品は、1890年6月16日または17日に、ガシェ医師の家でモティーフを見つけて描いた数点の野花の静物画のうちの1点である。テーブルや花瓶を区切る輪郭線は、日本の浮世絵版画の影響を感じさせる。外側に広がるアザミの鋸歯状の葉や麦穂、花瓶の同心円状のタッチや背景にみられる垂直と水平方向に交差したタッチは、ゴッホの線と色彩、画肌の効果の追究の成果を示している。ゴッホは、7月27日、自らの胸にピストルを発砲し、その2日後に亡くなった。(『モネと画家たちの旅』図録、2007)