紫陽花文花器

  • 作家名 エミール・ガレ
  • 制作年 1904-1906年
  • 技法・素材
  • サイズ 高59.6 径19.7 cm(左); 高59.0 径19.2 cm(右)
透明地にオレンジ、白、紫、緑を重ね、エッチングによってガクアジサイと思われる花を彫刻している。本作の穏やかで上品な色調の組み合わせは、ガレ晩年の量産品の典型のひとつといえる。ガレの歿後から後年になるほど、色調は濃厚で派手なものに変わってゆく。(『名作選』 2007)