モクレン文花器

  • 作家名 エミール・ガレ
  • 制作年 1896-1900年
  • 技法・素材
  • サイズ 高27.2 径8.8 cm
透明地に白を重ね、さらに部分的に赤を被せてグラヴュールの研磨をかけ、白いぼかしの入った素地を背景に、赤いモクレンの花が咲く情景を浅く浮き彫りしている。早春の大気をミルク色に変える朝靄のなかで、ひっそりと蕾を開き始める花の姿が印象的である。(『名作選』 2007)