風景文花器

  • 作家名 ドーム兄弟
  • 制作年 1913年頃
  • 技法・素材
  • サイズ 高52.0 径19.0 cm
この作品も秋の森を主題にしている。視線はいよいよ対象に接近し、突風に吹かれて次々に舞い落ちる木の葉が装飾の主役になっている。花器の上部にはまだ枝に残る葉が、台部には地上に落ちて吹き寄せられた葉の山が表現されている。夕陽に染まる空を背景に、すっかり葉を落して冬支度をした樹木の枝が、影絵のような表情をかもし出している。(『名作選』 2007)