葡萄とカタツムリ文花器

  • 作家名 ドーム兄弟
  • 制作年 1904年頃
  • 技法・素材
  • サイズ 高33.2 径14.0 cm
ヴィトリフィカシオン技法による赤や青紫、白、緑などを被せた被せガラス。エッチングによってたわわに実った葡萄の房を浮き彫りし、その中のいくつかはカボションによって丸く盛り上がっている。アプリカシオン技法で溶着したカタツムリは、葡萄の若葉を食べて育つエスカルゴであろう。畑の中の貝と呼ばれ、古代ギリシアから食用に供されているカタツムリである。同種類の文様を施したガラス器やランプなどが多数存在する。(『名作選』 2007)