セーヌ河の支流からみたアルジャントゥイユ

作家名
クロード・モネ
制作年
1872年
技法・素材
油彩/カンヴァス
サイズ
51.3 x 65.9 cm

クロード・モネ 《セーヌ河の支流からみたアルジャントゥイユ》 1872年

作品解説

1871年12月から1878年1月までの間、モネが活動拠点としたのが、パリから10kmほど離れた、鉄道でおよそ15分の距離にある、セーヌ河畔の町アルジャントゥイユでした。セーヌ河が大きく湾曲し、川幅が広く、水深もあるこの地域では、夏に毎週ヨットレースが開催されており、1851年に鉄道が開通してからは、郊外の行楽地として人気を博しました。モネはおそらくマネの紹介で、アルジャントゥイユに家を借りたと言われています。印象派の仲間たちは、夏になるとモネの家を訪れて、この地で共同制作を行っていました。モネが、小舟の上に小屋をしつらえた「アトリエ舟」で制作を始めたのもこの地でのことです。ヨットやボートが浮かぶ河の水面は穏やかですが、流れる雲の動きは、微妙に異なる諧調の灰色とすばやい筆致によっていきいきととらえられています。