画家の父の家

  • 作家名 モーリス・ド・ヴラマンク
  • 制作年 1904-1905年頃
  • 技法・素材 油彩/カンヴァス
  • サイズ 54.4 x 65.5 cm
ヴラマンクは、パリで音楽家の両親のもとに生まれたが、幼い頃に母方の祖母が住むル・ヴェジネに引っ越し、祖母が歿するまでその地に住んだ。ブーローニュの森、サン=クルー、ヴェルサイユ、サン=ジェルマン=アン=レーなどに囲まれた田舎の暮らしは、彼に大きな影響を与えた。1901年にパリのベルネーム=ジュヌ画廊で開催されたファン・ゴッホの回顧展で目にした、色彩と筆致の強烈な生命観に影響を受けたヴラマンクは、本作品をあざやかな色彩と力強い筆致で描いている。(『モネと画家たちの旅』図録、2007)